礼side 「次……、 黒澤 礼さん」 陽に名前を呼ばれ、 タオルを片手に教壇に立つ。 「ぅぅっ……、みなさんっ、 ご卒業おめでとうございます……、あたしもだけどっ…、」 涙で上手く話せない。 「礼ちゃん頑張れっ」 「舞花ちゃん……」 ファイトのポーズを取っていた。 あたしはそれを見て、 タオルで顔をゴシゴシ拭いて ティッシュで鼻を咬んだ。 よし、 話すぞっ!