ガラガラー…
朝と同じように担任である
陽が教室に入ってきた。
みんな、シーンとしている。
いつもの賑やかさが嘘みたいだ。
陽は教壇に立つ。
「みんな、卒業おめでとう」
いつものようにキラッと光笑顔を見せた。
「僕も話したいことは沢山あるけど、
みんなからも一言ずつ前に出て言って貰おうかな」
そう言って、出席番号の1番から指名した。
あたしは10番
恭哉くんは9番
舞花ちゃんは3番
1番の人が終わり、
2番の人が話始めている。
周りからは、鼻をすするような音が聞こえてきた。
あたしも実はタオルを2枚持ってきたんだよね。
絶対に泣く……
「次、3番。
宇野 舞花さん」
陽に名前を呼ばれて席を立つ。

