そんなあなたは先生でした…(下)


よし、気を紛らわすために話そう。

「舞花、今日は楽しかったか?」

「うんっ!!!
私、一人暮らしだから久しぶりに誰かと夕食食べたなぁ」

「一人暮らしなのか?」

知らなかったぞ。


「うん。
お母さん達はみんな隣の町に住んでるの。
その町は子供が少なくて学校があまりなくてね…」


そうなのか、、

寂しいだろうな。


それに女の子1人なんて不安だろう。


「だから、こんなふうに大勢で暮らしてる恭哉くんうらやましいなぁって」


下を向いて笑顔でしゃべる舞花が、
急になんだか愛おしく感じた。


俺はとっさに舞花を抱き締めてしまった。