「だから、そんなんじゃないって!
誤解招くじゃないですか!!!」
「あっそぉ?
なーんだ、何か隠さなきゃいけないような物でもあるのかと思ったわ」
「恭哉くん、隠さなきゃいけないような物って?」
舞花ちゃんも麗華さんと恭哉くんの話に加わる。
「え、舞花?」
「ねぇ、隠さなきゃいけないような物って何?」
「そうよっ、恭哉、なになに?」
女子2人に迫られてる恭哉くんは
終始おどおど。
「な、なんもねぇしっ!」
「「ほんとに~?」」
息ピッタリだ。
「そんなに信じられないなら部屋来る?」
「えっ?」
立場逆転?
恭哉くんがまさかの部屋へのお誘い。
陽は笑ってるし。
「そうよっ、舞花ちゃん行ってきなさいよっ♡
どうせ恭哉は暇なんだし、まだ夕食まで時間はあるわっ」
「え、でもっ……」
「いいんじゃね?
だって今日は恭哉の部屋で寝るんだろ?」
奏さんと麗華さんはきっと思考回路が同じだ。
たぶん、その、、ねぇ?
二人は……と。

