そんなあなたは先生でした…(下)


「だから、そんなんじゃないって!
誤解招くじゃないですか!!!」

「あっそぉ?
なーんだ、何か隠さなきゃいけないような物でもあるのかと思ったわ」

「恭哉くん、隠さなきゃいけないような物って?」

舞花ちゃんも麗華さんと恭哉くんの話に加わる。


「え、舞花?」

「ねぇ、隠さなきゃいけないような物って何?」

「そうよっ、恭哉、なになに?」

女子2人に迫られてる恭哉くんは
終始おどおど。


「な、なんもねぇしっ!」

「「ほんとに~?」」


息ピッタリだ。


「そんなに信じられないなら部屋来る?」

「えっ?」


立場逆転?

恭哉くんがまさかの部屋へのお誘い。


陽は笑ってるし。

「そうよっ、舞花ちゃん行ってきなさいよっ♡
どうせ恭哉は暇なんだし、まだ夕食まで時間はあるわっ」


「え、でもっ……」


「いいんじゃね?
だって今日は恭哉の部屋で寝るんだろ?」

奏さんと麗華さんはきっと思考回路が同じだ。

たぶん、その、、ねぇ?


二人は……と。