そんなあなたは先生でした…(下)


「なに?」

最近、日が長くなってきた春の夕暮れを見ながら応える。


「私たち、いつまでも友達だよね?
離れても、もういつも会えなくなっても……」


涙ぐんでいる声で舞花ちゃんは話し始めた。


あたしもその声につられるかのように
涙が流れそうになる。


「私、礼ちゃんのこと大好きだよ。
これからも……大好き」


あたしを抱き締める舞花ちゃんは、
何度もありがとうと言っている。


「あたしだって……、
あたしだって大好きっ」 


強く抱擁する。




こういう友達に出逢えた良かった。