舞花side はぁっ、はぁっ…… 痛っ! 下駄の鼻緒で指の間の皮膚が擦れ、 血が滲んできた。 なんで? なんで? 私が何したっていうの? どうしてそんな話を恭哉くんの前でするの? 「ふぇっ、うぅっ……」 抑えきれなくなった涙が頬を伝う。 どうせ、 今日はもう会えない。 告白だってできない。 もしかしたら、 恭哉くんに嫌われたかもしれない。 そう思うと涙はとめどなく溢れる。