そんなあなたは先生でした…(下)


「あっ、のさ!!!」


椅子に座っている恭哉くんが
あたしの方を向いた。


「なに?」


「えっと……、」


聞くんだ、あたしっ!!!

舞花ちゃんのためにっ!!!


「?」

「恭哉くんの好きな色って何色かなっ?」

「はっ?」

「えっ?」



あたし変なこと聞いた!?


でも、舞花ちゃんに頼まれたことだしっ!



「なんで俺?」