「あっ、のさ!!!」 椅子に座っている恭哉くんが あたしの方を向いた。 「なに?」 「えっと……、」 聞くんだ、あたしっ!!! 舞花ちゃんのためにっ!!! 「?」 「恭哉くんの好きな色って何色かなっ?」 「はっ?」 「えっ?」 あたし変なこと聞いた!? でも、舞花ちゃんに頼まれたことだしっ! 「なんで俺?」