そんなあなたは先生でした…(下)


「ゲホッ、、あたしはちゃんと受験勉強してますっ!!!」

“受験勉強”を強めに言う。

「そんなにしてるなら俺に教えろよ」

「えっ?」

恭哉くんはあたしも陽も思ってないことを言った。


「俺と二人で勉強会しようぜ。
こいつなんかほっといて」

こいつ=陽
ほっとく=二人で=あたしと恭哉くん


丁重にお断り申し上げたい。


「おい、恭哉。
何考えてるんだ?」

陽が眉間に皺を寄せて言う。

「何って勉強」

「お前と礼が二人きり!?」

「それが?」


陽はそこが気に入らないらしい。


じゃぁ、陽が教えればいいじゃん!!!!!!



「陽様も勉強会にご参加したらいかがですか?」


吉村さんが手を挙げて提案した。


「吉村さん………」


陽は更に皺を寄せる。


吉村さんniceです☆


「………わかったよ」


陽は渋々承諾した。


そして、恭哉くんが部屋に来て勉強会が始まるのであった。