「恭哉、もっと進路について考えろ。 今のお前に必要なことは遊びか? 違うだろ。 お前に必要なことは勉強だっ!!!!!! わかったか!?」 「へーい…」 恭哉くんのやる気がない返事と陽が注意している声がリビングに響く。 なぜ、こうなったか。 理由は30分前にさかのぼる。