バキッ… 後ろから抱き締められ、前にいる廉という男を殴った。 「っく、陽……」 「おい、よくも俺の女に手出したな」 鬼のような顔で参上したあたしのヒーローは、次々に3人組の不良を倒していく。 「……っ、お前ら退散するぞっ」 俊が行った後に続いて、 他の2人も逃げていく。 店内は音楽のせいで少人数しかわかっていないみたいだ。