そんなあなたは先生でした…(下)


陽side


気まずい雰囲気。


礼が何も言わずに入っていったのは、
可愛い感じの雑貨屋。


「陽は、さっきみたいに美人店員さん見つければ?
あたしはこの店にいるからっ!!!」

ビクッ


こ、怖い……


いまだかつてあっただろうか。


いや、ない。(反語)



しかし、この店はなんだか危ない気がする。


近くにチャラい男子たちがいるし。

ケバい女子が群がっている。


俺もその店に入り、礼とは違う方向で散策した。

視界には、礼を必ず入れて…。