そんなあなたは先生でした…(下)


陽side


礼がえらくご機嫌。

たぶん、こうやって町中を手を繋いで歩いてるからだと思う。


礼が笑顔だと俺も笑顔になる。


運命共同体かもな。



「わぁっ、美味しそう…」


礼が立ち止まったのは、団子屋の前。


「食べよっか?」

来る途中、パーキングエリアに寄ったが昼ご飯らしきものはあまり食べていない。

そのため、


「ぐーぎゅるぎゅる……」


礼も俺も腹の虫が。


「うん///」