そんなあなたは先生でした…(下)


「そんなとき、あたしを助けてくれたのが陽だったの!
だから、、

あたしから陽を取らないで下さい。

陽のことを嫌いにならないで下さい。


お願いします!!!」



深く頭を下げる。


陽があたしの肩をそっと引き寄せてくれた。


「ごめんなさい。
二人が羨ましかった、、
だからっ、あたしっ………」


嗚咽をしながら謝るクリスさんを見て、
あたしも陽も何も言えなかった。


「礼さん、陽とhappyになってねっ?」


そう言い残し、準備室から出ていった。