「そんなとき、あたしを助けてくれたのが陽だったの! だから、、 あたしから陽を取らないで下さい。 陽のことを嫌いにならないで下さい。 お願いします!!!」 深く頭を下げる。 陽があたしの肩をそっと引き寄せてくれた。 「ごめんなさい。 二人が羨ましかった、、 だからっ、あたしっ………」 嗚咽をしながら謝るクリスさんを見て、 あたしも陽も何も言えなかった。 「礼さん、陽とhappyになってねっ?」 そう言い残し、準備室から出ていった。