そんなあなたは先生でした…(下)


「紙とはちがう恐怖に襲われるんだよ。
相手にまっすぐ言い、自分の心にも何か闇が覆う。
クリスの場合はどっちもしただろ?
パソコンで文字化し、礼には声に出して言い、どんな気分かわかるか?
どんなに嫌かわかるか?」


「………わからないっ!
あたしは、、あたしはあなたが好きなのっ、ただ好きだから邪魔者を排除しただけなのっ!!!」


クリスさん………。


あたしはクリスさんの気持ちわかるよ。
“好き”って想いが大きくなりすぎたんだよね?

本当は辛いよね。

だから、あたしや瑞姫さんにそう言っちゃったんだよね。