そんなあなたは先生でした…(下)


奏side


ふふふっ、、ぶへへへっ、、


「何その笑い方、どうしたの?」


麗華が帰ってきた。


「いやぁー、今日さ礼ちゃんの恋愛相談にのってあげてさ……」


麗華に俺が礼ちゃんに助言したことを全部話した。


「あんた、、鬼畜だわ」


そう言いながらも爆笑。


「だってよー、寝取るって!!!
あの陽がさんクリスからっ、ぶはっ」


想像しただけで笑える。


きっと陽さんのことだからいつもとは違う礼ちゃんに参ってるだろうなぁ。


「奏はクリスに迫られたらどうすんの?」


「そりゃーもちろん遠慮なく……って、違うっ、違うんだっ!!!」


麗華の目が光った。


「ふーん……、そう。
あっそぉぉ!!!!!!」


完全に拗ねたな、やばいな。


「そぉーいえばぁー、今日のお偉いオジー様があたしをdinnerに誘ってくれたなぁっ、行ってもよかったのかなぁ?」


試すような口振り。


ひぃっ、


「だ、ダメっ!!!」


「なんでー?
奏はクリスとあーんなことやーこーんなをして楽しめばいーじゃーん」

頬を膨らまして言い放った。


可愛い……


どうしようもなく可愛い。


俺の女神、いや、女王様。