「言わないとしないけど?」 そんな意地悪なこと言わなくてもいいじゃない。 でも、、、 「キス………して?」 小さい声で言う。 恥ずかしいよぉぉっ/// 陽はあたしの顎に指を置き、 少し上に向かせて唇を落とした。 「礼の唇、熱い…」 そう言ってまた重なっていく。 陽への愛付けは何層も募って、 梅雨の夜に溶けていった。