そんなあなたは先生でした…(下)


「言わないとしないけど?」


そんな意地悪なこと言わなくてもいいじゃない。

でも、、、



「キス………して?」



小さい声で言う。



恥ずかしいよぉぉっ///



陽はあたしの顎に指を置き、
少し上に向かせて唇を落とした。



「礼の唇、熱い…」


そう言ってまた重なっていく。


陽への愛付けは何層も募って、
梅雨の夜に溶けていった。