そんなあなたは先生でした…(下)


陽side


部屋に来るなりいきなり背中に礼から抱きつかれた。


「あたしとクリスさん、どっちを抱きたい?」


とっぴな質問をしてきた。


そして、

「10秒以内に“あたし”と答えてくれたらご褒美あげる」

と言ってカウントダウンを始めた。


え、ちょっと待って。

どうしたの、なにがあったの?

てか、この質問は一体何?


突然すぎる。


「3、2、……」

もちろん俺の答えは決まっている。
「礼だよ」


礼以外に触れるなんてありえないだろ。


答えを言った後、カウントダウンをする声が聞こえなくなり腕の力が緩まったのを感じて、俺は礼と向かい合った。


礼は顔をこれでもかっていうぐらい真っ赤にしていた。


「やっ、見ないでっ///」


顔を手で隠す。


そんな可愛いことをされたら
俺だって我慢できない。