そんなあなたは先生でした…(下)


家に帰ると珍しく奏さんがいた。


「お帰り~、礼ちゃん」

「ただいまです。
あれ、麗華さんは?」


いつもなら二人同時に、それも結構夜遅くに帰宅する。


「急にお偉いさんからの予約が入ったらしくて、俺はもともと今日は早上がりだったから」

「そうなんですか……」


だからリビングでごーろごろしてるんですね。


いいですね、

あたしもごーろごろしたいです。


「礼ちゃんは最近どう?」

「さ、最近?」

ビクッとする。

クリスさんから何か聞いてるのかな?


「麗華はクリスがすごく嫌いでねぇ、
最近遅く帰ってくるのもそのせいかな」

「あ、そうなんですか…」

「礼ちゃんは嫌い……だよね?
陽さんから聞いたでしょ?」

「そうですね……」


気まずい雰囲気になってしまった。