負けた私を、周りは腫れ物扱いした。


けど・・、それぐらいまだ良かったのかもしれない。


負けた私を、両親も祖父も、見向きもしなかったんだ


見向きもしないと言うより、居なかったものとして扱い始めた

ご飯の用意がしてないなんてもう当たり前。
話しかけるなんて論外だ。


あぁ、これが敗者に対しての扱いか・・。


高校1年にして、私は全てを悟った・・。



これが私、鈴音桜華(スズオトオウカ)の高校一年夏の事だった・・・・。