事情を知っている感じの委員長に尋ねれば苦笑で返された。
「ま、皆鈴音さんの事が気になって事だよ」
『ふーん?』
どんな事情があるのか気になっては居たけど、大した興味は無かったから曖昧な返事を返した。
「す、鈴音さんて、クールなのか紳士なのか、よくわかんない、ね」
『クールとか・・そう言うのじゃないよ』
ただ、全部に興味が無いだけなんだよね。後、性格隠しているだけ。
『さて、委員長。ご馳走様。お金、これで足りるよね』
「え!?いいよ、いらないいらない!!」
『そういうわけにもいかないから。差し入れてくれたお礼』
そう言って、委員長の手に500円玉を無理矢理握らせる。
『じゃ、私帰るわ』
家には愛しのイルちゃんが待ってるしね。待っててねぇーイルちゃぁん。
ダッと走り出した私を、呆然と見ていた二人。
「あの大会の後、皆どう接していいのか分からなかったものね」
「うん。けど、やっぱり鈴音さん、優しかった」
「そう言えばあんた態々調べて同じ学校に入学したんだっけ?」
「う、うん・・だって私の憧れだったし・・」
ふわふわと笑う彼女たちを、立ち去った私は・・知らない。

