小学生のとき、鍛錬後に必死に勉強して100点を取った事があった。

けれど、それを見せた時の祖父の反応は怒りだった。

その日から、鍛錬の時間が延びた。


中学生のとき、初めて全国制覇を成した。

その時、両親の笑顔を初めて見た。


あぁ、喜んでくれてる・・・。

嬉しくて嬉しくて、私は涙を流した。

そして、そんな両親の笑顔を見たくて、中学はずっとそれだけに打ち込んだ。


高校でも、そうなると・・・思ってた。

周りの人間だって、そう思っていた。


なのに、負けた。

呆気なく、負けた。