『・・汚い。私は何時も真っ黒だよ』


私が綺麗だった事なんて一度も無い。

私はいつもいつも、真っ黒な感情で一杯だ。



「人間など、そんなものだ」



なのに、君は"人間"なんて一言で、簡単に片付けてしまうんだね。



「大丈夫。オーカは汚くなんて無い。」


大丈夫・・・君がそういうから・・


『へへへっ・・イルちゃんはやさしーね・・』


私は涙でぐちゃぐちゃな顔で、笑うんだ・・・


「死神に、優しいなど無用な言葉だ」

『それでも、イルちゃんは世界で一番優しいよ』


こんな私を綺麗だと言ってくれる。こんな汚い感情に塗れる私を・・。