青空に白球を

今度は、呆れた様な顔で教えてくれた。


「普通、隣の席の奴の名前くらい覚えるだろ?」


うっ・・・・ごもっともです。


納得したら、羞恥で体温があがった。


「・・・・赤くなってる?」


若干笑みを含んだようなその台詞にカチンときた。


「うるさい明石素直希。私は人の名前覚えるの苦手なんだから仕方ないでしょ」