青空に白球を

「深乃、今日はここまでいいだろう?」

「・・・いいけど、弘矢、なんか用事あったっけ?」

カウンター席まで小走りに来た深乃先輩は、そう言って首を傾げた。


「ないけど、珍しく天音ちゃんが参ってるからさ。ここからは相談タイムにしようかなって」

え!?

「私全然参ってなんかないですよ!?」

驚いて声を上げてしまったが、佐々先輩は勘違いしている。

深乃先輩はチラッと私を見て、

「弘矢の言うとおりにするか。天音、近くのファミレス行くぞ」

逆らえない声音でそう言った。