六月二十五日 木曜日の二時休み



次の授業は理科で、移動教室だった。



私と雪那は教科書などを持って校内を歩いていた。




その日は外で雨がしとしと降っていて、なんとなく憂鬱な気持ちになっていた。


だから、こんなことを訊いたのだろうか。