青空に白球を

言葉なんか纏まっていないのに、口を開いた瞬間。


―――キーンコーンカーンコーン

タイミングが良かったのか悪かったのか、次の授業の予鈴が鳴った。


「んじゃ!また後でな」

如月君は何事もないように自分の席へ戻っていき、それに続いて倉橋君や雪那も自分の席に着いた。


続く言葉に悩んでいた私は、話が中断され肩の力を抜いた。


「ごめんな、答えにくい質問して」

素直希は優しくて、だけど困ったように私に謝った。