青空に白球を

「俺は倉橋元。元気の元でもとな。よろしく、埴科さん」

如月君の隣にいる倉橋君は落ち着いた口調で自己紹介をした。


なんか、三人とも性格が違いすぎると思うんだけど・・・・。


「それで、なんで鈍感君と呼ばれているのかというと、」

「あ、斗真、それも話すのか！？」


話してくれるんだ。


いい人だなぁ～と呑気に思いながら、顔を赤くしながら如月君の口を塞ごうとしている素直希を笑いながら見つめる。


「元、素直希抑えといて」