「おねーさん」
「んぐっ。…なに」
「おいしそうに食べるね」
「だっておいしいもん」
「……っ」
あ!なんか食べたことある味だな-って思ったら!
「もしかして、隠し味にしょうゆ使ってる!?」
「へ、なんで分かったの!?」
「私のおばーちゃんも昔、そーやって作ってたんだよ!そりゃうまいわけだ」
「へー」
うんうん、うまいうまい。
気づけばお皿の中身はなくなっていた。
「おかわりー!」
「ぇ……そんな食うの?」
「うん。いっつもだよ?」
「へー…(そんなちっせぇ体のどこに入るんだよ…)」
それから私はおかわりしたのを綺麗に平らげて、
私の隣の部屋を少し綺麗にしてあげた。

