夏彼氏




「いらっしゃいませ。」


30代半ば位の女の人が現れた。
髪を一つに束ね、「米庄」と大きく
プリントされたエプロンを身にまとっている。


初めての米屋に軽くパニック状態の私に
彼女は優しく声をかけてくれた。


会話が弾んでいく内におばあちゃんの知り合い
ということも分かった。


こうして話しながら買い物をし、
この町について少し教えてもらった。


とりあえず米を3㎏買いこの店を
後にした。