紅いピアスの眠り姫



「本当は言ってはいけないんですが...」



恐る恐る看護師が話し始める。



「いらっしゃらないんではなく、
家族がいないんです。」



何と無く、そんな気がしてたから
そんなに驚かなかった。



看護師は僕にこのことは秘密にするようにと何度も釘をさして、僕に彼女のことを話してくれた。