「もう、そんな顔しないで。 夢を諦めた訳じゃないわ。 ただ、思った以上に病気がね...」 彼女が窓の外の桜を見つめる。 静まり返った病室には、病院の廊下を走り去る子供達の足音だけが聞こえた。 「これでも運命を変える覚悟はあるのよ」 先に沈黙を破ったのは彼女だった。