いつの間にか少女の話は終わり、いつの間にか領主の城の裏手にあるはずの森の中に居た。




もちろんその森も無傷ではなく、緋色に染まっていた。




シャンノは引き寄せられるようにその森の中を進んでいく。




「ねぇ、お兄ちゃんどこへ向かってるの?」




ずっと俯いて歩いていた少女が景色が変わっていたことに気づき、シャンノに尋ねた。




その問いにも答えず、シャンノはただただ歩き続けた。




少女も期待していなかったので、そのまま2人無言で歩いた。