「…葵、ちゃんと食べなさい。」 お母さんは私のことを心配してくれてるのに、その声にも苛立つ。 「…いらない。」 私は食事が喉を通らなくなっていった。 「…ぅ…っ。」 トイレに向かい便座に顔を突っ伏す。 食べては吐き、飲んでも吐いて。 「…うぇっ…くっ…けほっ…」 苦しい苦しい。 だけどこのまま死んでもいいかな、と思う自分もいる。 どうせ私は幸せになんてなれない。なる資格もない。