愛言葉




「な、なつめさんも好きです。」



『へぇ…、なつめさんも、ねぇ…。』




居た堪れなくなり、ご飯を口いっぱいかっ込む。
お茶を啜りながら、こちらを眺めるなつめさんと目が合う。



『桃、美味しいよ?』



私のフォローをしてくれているのだろうが、なんともフォローになっていない。



「缶開けただけですけれどね。」



『でも、俺が開けるより、雫さんが開けた桃のほうが美味しい。』



「…気のせいじゃないですか?」




『そんなことも無いと思う。』





「…っ、なつめさんって私を甘やかすの上手ですよね。」




『まぁ、3つも年下の好きな女の子を甘やかさないわけが無いよね。
この俺が。』





“好き”とかサラリと言われると反応に困る。
さっきから、やたら意識せざるを得ないじゃないか。