そういうフォローとか好きです。
とも、意地っ張りだから言えないけれど。
手際よく、卵を焼いて、ほうれん草のおひたしを用意していく彼。
「これ運びますね。」
『ああ、こっちもよろしく。』
「はーい。」
出来たご飯を二人でテーブルに運んで、席に着く。
味噌の優しい香り、ご飯と卵の甘い香りが胃を刺激する。
ちゃっかり私の空けた桃も、テーブルに控えめに置かれている。
食後のデザートだ。
「いただきますー。」
『いただきます。』
箸を手に取り、早速食べ始める。
「なつめしゃん、おいひいです。」
『それは、それは。』
実家の母親のご飯を思い出す彼の料理。
どうにもこうにも、懐かしくなる。

