ーーーの...のん?

みーちゃんに呼ばれ

はっと私は我にかえった。

「だ、誰なの?」

みーちゃんは恥ずかしそうに

「C組の西島くん。

西島蓮(はると)君」とつぶやいた。

私たちのクラスはB組だから隣のクラス

だ。

別にみーちゃんに彼氏が出来た事に

対しては応援できる。

ただ今まで男子と話してこなかった

みーちゃんだからこそ心配の方が

私には大きい。

「応援してくれる?」

首をかしげて可愛くたずねてきた。

私は「もちろん!」と答える事しか

できなかった。