不満顔して携帯を開くと、お母さんからのメールだった。
『帰りにキャベツ買ってきてね』
はぁ~。
テンション上がってたのに、キャベツって。
台無し……。
ブツブツ言いながら、お母さんに気のない返信をしておく。
『わかった~』
送信して、もう一度哲ちゃんを見ようと顔をグラウンドへ向けた。
あれ?
あれあれ?
哲ちゃんの姿がないよ。
うそっ。
どこ行っちゃったの?
他の部員はいるのに、どこにも哲ちゃんの姿がない。
ないないっ。
いないよぉ~。
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