気になった俺は、優を屋上に呼び出し







「全部話せ」と言った。







そしたら、優は真剣に話し始めた。








「あのな、龍ちゃん多分中学の時、
何か悲しいことがあったんだよ。あたしにも「うっせぇ、関わるな」
って言われたんだ。

だけど、あたしは今の龍ちゃんを見てると、ほっとけなくて・・・
「あたしが全部うけとめてやるから。」って言ったんだ。

しかもこの屋上で。そしたら、この間までは学校全然来てなかったのに。
あたしが言った日から、結構来るようになったんだ。」







なるほど。アイツ、優の事好きだな。








「ふ~ん・・・。じゃ龍の過去とかまだ聞いてねぇんだ?」







「うん・・そのとき聞いたんだけど、「いつか話せる時が来たら話す」
って言ったんだ。」








へぇ。つぅか、いつかっていつだよ(笑)






だけど優、うれしそうに笑ってるし。龍の事好きなのか?






「そうか。よかったな。」








と複雑な気持ちで言った。






なぁ?優、俺・・・お前が好きだよ。






だから、龍なんかにぜってぇ負けねぇ!!!