ある少女の恋物語

~辰也サイド~






俺ら3人はなぜか転校することになり、優のクラスになってしまった。







つか、アイツ・・・かわいくなってるし。







しかもそんな派手じゃねぇ、ってここは学校だからか(笑)







まぁ、話の流れでいくと俺は優が好きだ。







なんでかな?男っぽいのに。







自分でもよく分からない。だけど、好きなんだ。








「「そういえば、龍はー?」」







は?龍もここのクラス?アイツ転校したんじゃなかったけ?








てかなんで来てねぇんだ?








それを優に聞いたら、








「え・・このごろ来るよ?」





・・・は?


「このごろ?前は来てなかったのか?つかこないだ、久しぶりに会って
話かけようと思ったんだけどよー、あの時は話かけれなかったし。」





「は?なんで?つかいつごろ?」







なんでって・・・こっちが聞きてぇよ!!





「あぁ、4月のはじめごろだな。」






と答えると






「なるほど。でも今は話かけても普通に対応してくれると思うよ?
このごろ、全然冷たくねぇし。」





と言った優の笑顔はちょっと寂しそうだった。





・・・アイツと何かあったのか?