今日は、クリスマス・イヴ。
外に出れば、みんな、幸せそうな顔をして通りすぎていく。
そこだけ、時間の流れかたが、違っていた。
しかし、あたしはまだこの状況が飲み込めていなかった。
――――――お父さんと、お母さんが死んだ。
昨日まで、あんなに元気だったじゃん。
なんで?結婚記念日だったじゃん。
あんなに幸せそうにしてたのに・・・っ。
これから、どうしろって言うの?
ひとりで生きていけって言うの?
ねぇ、戻ってきてよ。
ひとりにしないで・・・・・・。
あたしの涙は、留まることなく流れ続けた。
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