―――――――ジリリリリー朝だよージリリリリー・・・ガコッ。

「・・・・・・あー、もうっ!朝からうるさいなぁー。」

「瑞季ー朝ごはん、できてるわよー。」

「・・・ふわぁーい・・・・・・。」

あぁーーーーーベッドから出たくない。

温もりが、恋しいーーーーー。

「えーっと、今日は・・・12月23日、か。」

あたしは、園田 瑞季、16歳、高校1年生。

青春してますっ♪

ってか、今はー・・・えっ!?もうこんな時間!!!

「やっばー!!!」

髪の毛は・・・かなりヤバイけど、いっか。

制服に着替えてっと。

そして、ダダダダダッと階段を駆け降りる。

「うー、どうしよぉ・・・!!!朝ごはん食べてる時間ないしっ!!!」

「あらあら、そんなに急がなくたっていいわよ。」

「そうだぞ。ゆっくり行ったって、大丈夫、間に合うさ。」

あんた逹の愛する一人娘が困っているというのに・・・。

助けてくれないんかいッ!!!!!

お父さんなんか、のんきに新聞なんかよんでるしっ!

・・・あたしには、時間がないんです。

「行ってきまーす!!」

「いってらっしゃーい、気を付けてね。」

「気を付けてな。」

「はーいっ!」

ヤバイっ!遅刻するぅ・・・。