つきのなかみ




「継乃、継乃、」



ツキ君も、あたしと同じ17歳で、もう高校生のはずなのに、ツキ君はどこか幼くて、まるで子供みたいだと思う。



「はいはい」



名前を呼ばれて応えると、ツキ君は嬉しそうに笑った。

ほら、子供みたい。