そう思いながら
つまんなさにぼんやりと
空を眺めていた。


すると、横から白い腕が現れ
俺の口元にあったタバコを取り上げた。


『龍太あかんやないか!』


白い腕の主の顔をみると
幼なじみの鈴木勇太(ゆうた)だった。



龍「なんじゃ、お前かよ。」


勇太『なんじゃ、じゃないやんか!
お前タバコはあかんこの間言うたやん!』

龍「あー、うるさいなぁ」



勇『龍太の身体が心配やさかい。
まだ中学なんやしそない粋がんなや』



勇太は俺のおせっかい焼き。
タバコや容姿が変わっていく俺に
みんなは離れていったり、避けたりした
しかし、勇太だけは俺を友達、
幼なじみとしてずっと扱ってくれている。
ありがたいと思うがたまに
親みたいに鬱陶しい時がたびたび...
いや、多々ある。