「もう栞那!早く見て!」
「わかってる…」
☆☆☆☆☆☆☆
「え…嘘…」
「ビビも最初驚いたよ」
だって、
あたし達が出した予告状と
ファントムが出した予告状が
同じ場所に届いていたから。
しかも標的も予告時間も同じ。
偶然か?
いや、絶対違うはず。
どうして…
「とりあえず家に戻ろ?」
「うん…」
他にも"光の雫石"を狙ってる
奴がいるってこと?
あたしの頭の中は
そのことでいっぱいで
周りが見えていなかった。
「栞那!」
ビビの声に驚いて顔を上げる。
目の前には車が。
―やばい。ひかれる。―
脳裏に過った。
でも人間の姿で力は使えない。
そして、恐怖で
足が動かなかった。
「栞那!」
声と一緒に腕を引っ張られ、
後ろによろけた。
そして車は通りすぎていった。
