「しょうがないじゃん!あ、スタイル良かったよ」
フォローのつもりか満面の笑顔で言う朝陽。
「朝陽、それフォローになってないからね????」
「…ごめん」
シュンとなる朝陽。
なんか可愛い♪
「もういいよ。…あ、今何時?」
「今は…5時だけど」
「5時!?」
「そう。あ、夕飯食べてく?」
「大丈夫。もう私帰るね」
さすがにそこまでお世話にはなれない。
もうビビ帰ってるかもだし。
「え、大丈夫なの?」
「うん。ありがと。じゃあ明日ね」
「あ、待って」
そう言って後ろから私を抱き締めた。
「あ、さひ?」
やばい。
ドキドキする…
「栞那、また来て。…じゃあお大事に」
「うん…」
私は自分の家に向かった。