☆☆☆



廊下には生徒が多くて、本当に視線が痛い。

そりゃそうか。
私達昼休みなのに荷物持ってるんだもん。

それにしても歩くの速すぎて辛い…

「あ…朝陽!」

「何?」

名前で呼ばないと後々面倒だから素直に名前で呼んでみた。

「あの…」

駄目、頭がまわらない。

「あ、腕離せってこと?」

「ちがっ「離さないよ」」

!?

「だって離したら教室に戻るでしょ」

…一瞬焦ったじゃん。

「辛いから…
もうちょっとゆっくり歩いて欲しかっただけ…」

「あ、ごめん。じゃあ行こうか」

「うん」

良かった。
ちょっと楽になったかも。

そういえばあたし…何か忘れてない?

「…あ」

早退すること響子に伝えてなかった…