ーーガラッ 「…おはよう」 「あ、栞那!」 「どうしたの!」 「大丈夫!?」 「あはは…大丈夫、ありがと」 そしてあたしは席についた。 「栞那、どうしたの?」 隣の席のあいつが聞いてきた。 「あんたには関係ないから」 「いいじゃん。教えてよ」 「無理」 何で私がこんなことになったのか。 それは数時間前にさかのぼる。