「ちょっとー!
2人遅いよー
何やってんのー?」
げ、響子!
響子、朝陽好きだから
あたしがこんなことしてたら
誤解しちゃうよね。
もう気を付けなきゃ。
「ごめーん。今行く!」
とりあえず響子に言い、
「朝陽、行こ?」
あたしは歩き出した。
…のに、
「後で教えて」
朝陽が耳元で言って、
そのままリビングへ行った。
その時のあたしはというと、
ドキドキしていた。
けれども、
腕を捕まれた時といい…
この感じ…知ってる。
あたしは…
朝陽に一つの疑惑を
抱いたのだった。
ファントムの正体は朝陽
だっていう疑惑を。
