あれからどうやって
帰ったか覚えてなかった。

気づいたらいつのまにか
玄関の前にいて、
扉を開けたらビビが
いつも通り飛び込んできて…

って所からあたしの記憶は
再び始まった。

「レヴェリー、とりあえず
栞那にならないと」

「あ、うん」

ビビに言われるまで
全然気づかなかった。

あたしとしたことが。

栞那の姿になると
ビビは不安そうに言った。

「今日、何があったの?
帰ってくるの遅かったし」

「うん…」

そして今日の一部始終を
(朝陽と響子の話しはしないで)
ビビに話した。

☆☆☆☆☆☆☆