…て、あれ?
「ちょっと!」
「何だよ?」
「あんた、足は?」
「あ…」
どう考えても
おかしいでしょ!
あたしの支えが必要な程
大怪我してたのに、
今はあたしを抱えてるし!
でもあたしが何を言っても
曖昧な返事しかしないから
黙ることにした。
そして少し走って
盗みに入った場所から離れた
屋根の上で降ろしてもらった。
「あ…りがとう」
「いーえ。
大したことじゃないけど」
「あっそ」
素直になればいいのに。
お礼言ったんだから。
「じゃ、俺行く」
「じゃあね」
もう会いたくないけどね。
「あ、…俺」
突然話し出したファントム。
…一体何なの?
